CHROMA

世の中の "当たり前" を確認する

強調

f:id:thleap:20131028160641p:plain

単純な強調を行う方法が 6 つくらいありますね. という話。
今回は文章内で一部を強調したい時. を例に考えてみる。

ボールド体

WEB でも紙でもよく使われる方法だと思う。
何故この方法がよく使われるかというと、テキストと離れた所で不要なものを追加する必要がなく、無駄に余白をとる必要もなく、文章を読むリズムを大きく崩すことなく強調が出来るからかなぁと思う。

斜体

文章を読むリズムを大きく崩すこと無く強調できるというのは良い点なのですが、強調された部分と強調されてない部分の違いがわかりづらいですね。

個人的に. ですが、英数字に比べると、日本語の文字は斜体をかけても変化がわかりにくいと思う。
それは、日本語の文字にはもともと斜体を使う文化が無く、日本語文字で斜体が使われだしたのがわりと最近で、その斜体文字も機会的に文字を傾けただけのものになっているかなぁと思った。

参考:

アンダーライン

WEB だとこれはリンクの意味に捉えられるおそれがあるので、アンダーラインを付ける場合は少し太めにするとか、リンクと間違われない見せ方をしたほうが良さそう。

反転

文章中で使うことはないかもしれない。反転に使う背景を敷くために上下左右に少し余白が必要だし、文字の色も反転させる必要があるので文章を読むリズムを大きく崩してしまうから。

文章中で使うことはないかもだけど、背景を敷くことで色を使う面積も大きくなり、すごく目立つ強調になるので、文章の外で使うキャッチコピーなど、本当に強調したい部分にはこの強調を適用するメリットが有ると思う。

活字書体

部分的にフォントの種類を変更することで強調させる方法。
この方法を使う時は、強調されてない他の文章に使っているフォントの種類とあまり変化を付け過ぎないようにしなしといけない。
強調されてない文章にサンセリフ体を使用している時は強調する部分にもサンセリフ体、セリフ体を使っている時はセリフ体を使うということや、同じフォントでも角ゴ・丸ゴ(ヒラギノ 角ゴ ProN を使っている時は、強調部分に ヒラギノ 丸ゴ ProN を使ってみたりなど)で変化を付けてみるということを意識すると違和感なく強調できると思う。

色を使う方法は反転ほどではないけど、すごく強調される(されすぎる)ことになるので、使う場所は選ぶ必要があるなぁと思う。
サイトのキーワード(登録、見積もり依頼、お祝い金.. )となる部分だけなど、はじめに使う場所を決めて、限定して使うといいのではないかな。

強調に使う色は、背景とはっきり区別できるように彩度の低い色を使用したほうがいい。

その他

余白を空けるとか、整列されているものから強調したい部分をわざとずらすとか、まぁいろいろあるね。

参考