「色彩について」社内デザイン勉強会で発表しました
社内デザイン勉強会で発表してきた。
色彩について | Speaker Deck
発表っていったいーーーーなんぞやーーーーー! ? !!
目次
- 色の連想と象徴
1-1. 色の連想
1-2. 色の象徴
1-3. 色の三属性(色相・明度・彩度)が表す心理的効果 - 色の属性とシステム
2-1. 色の属性
2-2. カラーオーダーシステム - 色相調和による考え方
3-1. 色相差による配色分類
3-2. 明度相差による配色
3-3. 彩度差による配色 - 参考
色の連想と象徴
色の連想
具体的連想
現実の事物に繋がる連想。
赤 → 太陽、イチゴ、消防車など
黄 → レモン、バナナなど
抽象的連想
人の感性に繋がる連想。
赤 → 情熱、勝利、愛情など
黄 → 喜び、快楽、冗談など
色の象徴
眼には見えない抽象的概念や物事を、形や色を持った他のもので直感的にわかりやすく表すこと。 連想のイメージが社会の中で一般化、固定化されたもの。
色の三属性(色相・明度・彩度)が表す心理的効果
- 色相の心理的効果 色相は、主に心理的な寒暖感(寒い・暖かい)や進出・後退効果(飛び出る・引っ込む)に影響を与える。
- 明度の心理的効果 明度は、軽重感(軽い・重い)と硬軟感(かたい・やわらかい)と膨張・収縮効果を与える。
- 彩度の心理的効果 彩度は、主に紳士的な派手地味感や誘目性に影響を与える。 誘目性 ・・・ 色が人目を引く性質。
色の属性とシステム
色の属性
色には色相、明度、彩度の3属性があります。
- 色相 赤、黃、緑、青、紫...
- 明度 明るい ↔ 暗い
- 彩度 あざやか ↔ くすんだ
カラーオーダーシステム
色の属性の捉え方はマンセルシステム、CCIC(商工会議所コーディネーションチャート)、NCS(Natural Color System)、PCCS(日本色研配色体系)と様々だが、今回は広く用いられてるマンセルシステムを例に取り扱います。
色相環 基本色相5種と中間色相5種の合計10種の純色色相。 さらに各色相を10段階に分け、5を代表色相とする。
明度値 最も明るい色の「白」の最も暗い色の「黒」を10段階に分割。 明度とは反射物体の明るさを示す値。 テレビとかPCの光源の明るさは輝度で示す。
- 白 ・・・ 10 ~ 8.75
- 灰 ・・・ 8.75 ~ 2.25
- 黒 ・・・ 2.25 ~ 0
彩度 彩度とは色の鮮やかさを表す概念です。 色空間の中心軸を0とし、そこから純色までを最大とする。
色相調和の考え方
色相差による配色分類
配色は大きく類似系の配色と対象系の配色に分けられる。
色相類似系
- 同一色相の配色(色相差0)
- 隣接色相の配色(色相差1)
- 類似色相の配色(色相差2、3)
色相対照系
- 中差色相の配色(色相差4~7)
- 対象色相の配色(色相差8~10)
- 補色色相の配色(色相差11~12)
明度における配色
- 明度類似系の配色 ・・・ 明度差1.5程度の明度差が小さい配色。色どうしの明瞭性は低い。
- 明度対照系の配色 ・・・ 明度差2.5以上程度の明度差が大きい配色
彩度における配色
- 彩度類似系の配色 ・・・ 彩度差3前後の彩度差が小さい配色・同一彩度を使用すると統一感のある配色効果があり、派手、地味感を出しやすい。
- 彩度対照系の配色 ・・・ 彩度差7以上程度の彩度差が大きい配色。一般に明瞭性が高くなる。大きな面積に低彩度色を使い、小さな面積に高彩度色をしようすることでアクセントカラーとして活用される。
参考
- これで合格!カラーコーディネーター3級
- 1回で合格!色彩検定3級