媒体を変えた情報の発信
テレビ・雑誌・新聞のように、古くから存続しているメディアには過去数十年に上る膨大な情報が蓄積されていると思います。そして、現代まで存続しているのであれば、時代の移り変わりに上手く順応してきたのでしょうし、今でもそれなりに価値のある情報を発信しているところも多いでしょう。
これらの情報は媒体を変えても有効に働くと思うのですが、WEB 上で発信されている情報を見るとまだまだ元の媒体から写し書いたようなものにしかなっていないように思います。
WEB で公開するのであれば、今の情報を見ながら昔のものと比較してみるのも面白そうですし、ニュースであれば 1つのソースからブログやコミュニティの場を使って輪を広げていくのも面白いかもしれません。
また、トップにすべてを詰め込むのではなく、情報毎に階層を持って整理したり検索ツール(または絞り込みツール)を用意することで、ユーザーがほしい情報にたどり付くまでの道筋を用意することもできるでしょう。これはスマートフォンのように情報の表示領域が狭いデバイスでは、より必要な考えになってきます。
今、こういった情報はただ WEB に載せるところまでしかできていません。大きな組織になればなるほど現状を変化させるのは難しいと思いますが、そこは関連する組織や他業種の方を絡めながら改善していって欲しいと思います。
今のメディアが無くなるわけではないと思いますが、WEB で情報を発信するのであれば、WEB ならではのやり方というのを探っていってくれればと思いました。