CHROMA

世の中の "当たり前" を確認する

HTML5、これからとかとか

第52回HTML5とか勉強会に参加してきた。

勉強会の様子は動画で観れる。

矢倉さんのセッションだけそれなりにメモを取っていたので載せておく。

これもスライドの内容そのままというわけではなく、自分の解釈を途中に挟みながら書いているので、資料が公開されればそれを見たほうが良いと思う。

HTML5 これまでの経緯とこれから

HTML5 は今後どうなっていくのか。開発者はどのようにしていかなければいけないのか。

  • 勧告とは ... テスト済みの機能が(ブラウザなどで)複数実装されている -> もう使える・使ってる
  • 勧告の意味は ... 参照先としての体裁、特許ポリシー発行
  • HTML5 仕様の作り方
    • WHATWG HTMLがマスター
    • W3C は切り出して複数の仕様に分割
    • W3C版のパッチを当てる
      • 合意が取れない内容があり、その部分は仕様が異なる( hgroup とか)
  • WHATWGW3C, どっちを読んだら良いの?
  • HTML の拡張方法(いくつかの選択肢)
  • モジュラリゼーション
    • 仕様が大きいと色々大変なので、小さくしたい
  • ハッカビリティ
    • 仕様を GitHub で策定する試み
      • Issue で議論
      • Pull Request で貢献
  • Extensible Web
    • 構想
      • 高レイヤー(HTML であらばエレメントなど)を再現できる低レイヤー(Web Components など)の API を優先して定義 -> 開発者に優しく、ライブラリがより重要に
    • Symbiosis
      • 開発者がほしい機能を作れる
      • 作ったものをフィードバックしてもらいやすくなる
      • -> 標準・実装・開発の共生関係が生まれる
    • 懸念
      • 高レイヤーへのリソースが割かれなくなる可能性がある
    • 懸念への対処
      • 自分が使ってるものに対して開発者はこれまで以上にコミットしていく必要がある
        • 使ってみる
        • 仕様や実装に突っ込んでみる
        • ドキュメントを書いてみる