デバイスの進化に追いつく
デスクトップ、モバイル、タブレット、テレビ、ゲーム機など、Web にアクセスできるデバイスは次第に数を増している。 今やモバイルとタブレットの境界は曖昧だ。ファブレットなんていう糞な言葉が出てくるくらいには。
そして、間違ってはいけないのが、デバイスが進化・多様化するのが悪いのではなく、それに技術が追いつけていないのが色々と開発者の頭を悩ましているということだ。
ただ、技術をサポートするベンダー(ブラウザ)の対応に時間がかかることもあるが、技術は進化するデバイスに必死に追いつこうとしている。この進化途中の技術、これからの Web の在り方を変えるとも言える技術が「モダンWeb」では紹介されている。
例えば HTML5 やマイクロフォーマットなどの技術を使って要素の意味付けやサイトの構造を表すことで、音声ソフトや検索エンジンなどの機械はそのサイトのコンテンツをより詳細に把握することができる。
CSS3 の新しい技術を使うことで、デバイスサイズごとに見た目を変化させるオブジェクト、柔軟に変化するレイアウトが作れるようになる。それに、これまでの Web には無いユニークなデザインも表現できるようになるだろう。
JavaScript を利用したライブラリやフレームワークはますます強化され、新しいデバイスに合わせたイベントや API も公開された。利用者のアクションとデバイスの反応はより密接になってきた。
デバイスは思いもよらぬ多様化を進め、技術はそれに追いつこうとしている。
開発者は進化する技術を十分に使いこなして、誰でもアクセスできるサービス、利用者に使いやすいと言ってもらえるサービスを作り上げていかなければいけない。
大変だな。